大阪ロータリークラブ

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2026年7月3日(金)第5,012回 例会

新年度を迎えて

西 尾  公 志 君(レンタル業)

会 長 西 尾  公 志  (レンタル業)

1987年1月西尾レントオール株式会(現:ニシオホールディングス株式会社)入社。その後,’88年12月同社取締役就任。’94年6月には,同社代表取締役社長就任(現任)。2013年9月に大阪RC入会。当クラブ100周年を迎える2022-23年度に幹事を務めた。

 今年度,会長を務めさせていただく西尾でございます。至らぬ点も多いと思いますが,よろしくお願いいたします。きょうは前半で2026-27年度のクラブの進め方,後半で私にとってのロータリーについてお話ししたいと思います。今年度のRI会長であるオラインカ・ハキーム・ババロラさんがロータリーに入って自分が得た経験や変化について話しなさいとおっしゃっているので,それに基づいてお話をします。

 クラブ運営は3点を大切にしていきます。1つ目はババロラ会長が掲げる「持続的なインパクトを生み出そう」という基本方針です。2つ目は2660地区のガバナー,横田孝久さんが示した「より大きなインパクトをもたらす」「参加者の基盤を広げる」「参加者の積極的かかわりを促す」「適応力を高める」という目標です。3つ目が我が大阪RCが2021年に定めたクラブビジョンです。「会員はそれぞれの自発性と多様性を尊重して,互いに手を取り合い,自己研鑽と奉仕活動を通じて次の世代と共にクラブの活性化と持続可能な社会を目指します」とうたっております。

持続性と次世代

 私はこの3つの共通点として「持続性」と「次世代」に注目し,この2つを軸に運営を進めていきます。まず持続性です。会員増強と新入会員の皆さんが早くなじめる雰囲気づくりが大切です。期初7月1日現在232名ということなので,もう少し会員を増強していく必要があります。当クラブには単身で赴任しておられる方,関西で暮らすのも働くのも初めてという方も大勢おられます。趣味の会や奉仕活動などにお一人でも気軽に参加していただくようにしたいと思っております。

 もう1つは次世代です。様々な委員会を通じて次世代の育成に力を入れていただいています。会員全員がこうした活動に関心を持ち,積極的に関わっていただくようにします。例えば卓話では若い方にどんどん登場していただきます。活動の様々な場面で「次世代にとってどうか」という問いを意識して進めます。

 クラブが持続して活動できるのは皆様のおかげです。会員の皆さんはもちろん,それぞれの所属企業・団体の関係者の皆さん,事務局,関係先の皆様に感謝を申し上げます。

仲間や先輩に助けられて

 個人的なお話をさせていただきます。私は1960年に大阪市で生まれ,今の東大阪市で育ちました。何をやっても長続きしませんでしたが,唯一続けられたのが大学時代のボクシングです。しかし,負けてばかりでした。気を失って担架で運ばれたりもしました。何度もやめようと思いましたが,同級生の仲間たちが「やめんなよ,一緒にやろうや」と言ってくれて続けられました。一番つらい時期を思い出すたびに,仲間に助けられてここまで来たのだと感じます。この経験は大きな原点になっています。

 私をロータリーに導いてくれたのが吉川邦英さんです。知り合ったのは’86年ごろです。当時,吉川さんは住友商事で建設機械の営業をしておられました。業界では世界最大のレンタカー会社,ハーツの建設機械部門が日本に上陸するという噂が広がっていました。そこで当社と住友商事さんがハーツのアメリカでのビジネスを調べよう,となりました。その役目を吉川さんと私が担ったのです。

 私たちは20日ほどレンタカーと飛行機でアメリカ各地を回りました。互いに若くて尖っていたこともあり,毎日のようにけんかをしました。それでも旅の最後には,会えないと思っていたハーツの経営者に会い,日本進出にはそれほど本気ではないらしいという感触を得たのです。あの旅が人との縁を学ぶ大きな経験だったと思います。

 帰国後,吉川さんとは飲みに行く関係になりました。私は頑固で,とげとげしいところがあったのですが,私が生意気なことを言っても吉川さんはニコニコして「おまえも,いつかいろんなことがわかるようになるよ」と言ってくれました。私が50歳に近づくころから「大阪ロータリーに入ってはどうか」と繰り返し声をかけてくださり,2013年に入会させていただきました。ご病気が重くなってから最後にお会いした折,吉川さんが「ロータリーで何か役割をするように言われたら,絶対断ったらあかんぞ」とおっしゃったことが強く心に残っています。幹事のお話を受けた時,この言葉が背中を押してくれたと思っています。

もっと楽しくするぞ!

 ロータリーに入ってから多くの方にお世話になりました。印象深いのが大阪ロータリーで会長を務められた上山直英さんです。正直,幹事になるまで上山さんとほとんど話をしたことがありませんでした。普通なら会長と幹事は食事をするなど意思疎通をしておきますが,そういうこともほぼないまま年度に入りました。しかもその時期はコロナ禍で,やりにくさは相当なものでした。

 それでも,上山さんから多くのことを学びました。年度の後半になって上山さんが大切にしておられることが少しずつわかってきたのです。上山さんは原理原則を大事にされる方で,その考え方が正しいことが少なくありませんでした。約束したことは必ず守る。困っている時には多くを語らずとも必要なところで手を差し伸べる。その姿勢に何度も助けられました。

 私は社長になって33年ですが「自分の力でやってきた」という傲慢さがあったのかもしれません。ロータリーに入るとそうではないことが分かりました。私は先輩方に助けていただき,教えていただき,学ばせていただいたのです。大阪ロータリー,大阪という土地には,先輩が後輩に考え方や仕事の姿勢を伝える風土があると思います。私も大阪ロータリーの一員としてできることを精いっぱいやり,若い世代のお役に立てればと願っています。それが,私の会長方針である「もっと楽しくするぞ!大阪ロータリー!!」の言葉に込めた思いです。どうぞよろしくお願いいたします。
(スライドとともに)