2014年9月大阪天王寺RC入会
’16~’18年度会員増強委員長
’19年度親睦委員長,’20年度会場監督
’21年度より地区ロータリー財団員会出向
’21~’23年度地区ロータリー財団委員会委員
’24~’25年度地区ロータリー財団資金推進小委員会委員長及びPHSコーディネーター
今日は地区財団月間として,財団への寄付の話をさせていただきます。所属は大阪天王寺RC,IM第4組です。平成26年9月に入会,令和3年7月から地区財団委員会に出向しております。職業は環境管理や環境改善のほか不動産も扱っています。母校は関西大学社会学部。座右の銘は「万人に愛を,そして自分にはもっと愛を」,“アイラブミー”です。
財団委員会は五つの小委員会に分かれています。資金管理,補助金,奨学金,ポリオプラスと,私が所属する資金推進です。資金推進では地区補助金の運営をしており,今日はその財源についての話です。
まず,ロータリー財団への寄付はなぜ必要かについてです。天王寺RCは,寄付を会費から一括して事務局が納入するため,メンバーが寄付の使われ方や意味を理解していないことがありました。寄付金の流れとしては,皆様の寄付は日本財団を経由してロータリーインターナショナルに行き,「世界での奉仕活動」に使われます。残りが2660地区に戻り,各クラブの補助金としてお支払いしています。その他,会員が積極的に活動に参加する人的パワーの奉仕もあります。
世界での奉仕活動には「疾病との闘い」,「地域経済の発展」,「平和の推進」,「水と衛生」,「母子の健康」,「教育の支援」と「環境」という七つの重点分野があり,寄付はそれらの事業活動に生かされております。財団の2023~24年の財源は約6,000万円でしたが,補助金の申請は少し上回っていました。潤沢な資金を活動に充てるには,皆様からの広い寄付が一番大事です。
財団寄付の種類は4種類ありますが,わかりやすいのは「ポリオプラス基金寄付」,「ロータリー災害救援基金」です。少しわかりにくいのは「年次基金寄付」,「恒久基金寄付」です。年次基金は3年間の運用後に分割されて使われ,恒久基金は元本を使用せず運用益だけを使います。イメージとしては年次基金とポリオプラス基金は稲のように毎年植えて,刈り取り,すべてを使います。恒久基金はリンゴの木のように,リンゴだけを渡して木は切りません。つまり,年次基金寄付は今日の支援に生かされますが,恒久基金寄付は木を植えると後世にも実がなるという未来や次世代につながる寄付です。
恒久基金の地区目標は,「各クラブにベネファクター1会員以上の輩出」と1,000ドルの寄付をお願いしておりました。寄付は会長や幹事の就任時に一括でいただくことが多いため,会長や幹事はそれが何のためにどう渡っているかを知らず,そのほかの方々もこの寄付についてご存じないという弊害が生じました。このため,皆様から広く寄付をいただいたほうがよいのではないかとなり,一昨年から,1人30ドルの目標に変わりました。
地区目標は年次基金が1年間で1人150ドル,ポリオプラス基金が1人50ドル,恒久基金が1人30ドル,合計で230ドルを掲げています。円安に進んでいるので,今のうちにどうぞ寄付の目標達成をお願いいたします。
地区目標を掲げていることから,達成にあわせて,補助金に若干の差をつけさせていただいております。ポリオと恒久基金への寄付を除き,年次基金寄付の目標額150ドルが満額の場合,補助金は100%お支払いします。150ドルに1ドルでも切る場合は申請額の90%,99ドル以下は80%です。せっかく皆様方が寄付いただいて地区や世界の事業を実施いただくからには,財団委員会としても満額の補助金を受けていただきたいと思っております。
寄付いただくと認証がありますが,そのお礼の意を表すため認証状と襟章をお渡ししています。ベネファクターやポール・ハリス・フェロー,マルチプル・ポール・ハリス・フェローの認証のほか,1万ドル以上でメジャードナー,25万ドル以上でアーチ・クランフ・ソサエティの認証をお渡ししております。
また,最初にPHSコーディネーターと紹介しましたが,ポール・ハリス・ソサエティ(PHS)があります。こちらは年次基金,ポリオプラス基金へ,一括か合計で年間1,000ドル以上の寄付を誓約いただき,実際に寄付いただいた方への認証です。現在,年次寄付とポリオプラスで,すでに200ドルいただいており,プラス800ドルで認証されます。
またポリオプラス・ソサエティも新たにできました。これは毎年100ドルの寄付を誓約いただき,実際に寄付いただくと認証されます。現在50ドルいただいており,プラス50ドルで認証されます。そしてトータル1,000ドルでPHSの認証を受けていただけます。
入会方法は,ポリオプラス・ソサエティは各事務局にある申込書です。PHSはRI日本財団への直接申し込みですが,早いのは「マイロータリー」での登録です。もしくはメールで財団に問い合わせいただくか,電話でRI日本事務局財団室にご連絡ください。PHSは,来年,初の試みで2月ごろに認証会と懇親会を開催します。今,地区には75人の方がPHSに登録されています。会にはPHSにご興味のある方にも参加いただけます。
財団の財源は,すべて皆様の浄財の寄付により成り立っております。1ドルでも低くなると,皆様の奉仕活動の補助金が下がります。230ドルの寄付を,地区で一番大きな大阪RCの皆様が徹底していただきますと,ほかのロータリーにも大きなうねりとして伝わります。財源が増える分,地域や世界への大きな奉仕活動ができます。どうぞ財団へのご理解とご協力をお願いします。補助金の申請は公平に皆様方に拠出できるように見ておりますので,重ねてご理解ください。
(スライドとともに)