大阪ロータリークラブ

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2022年6月17日(金)第4,837回 例会

ガバナー公式訪問

吉 川  秀 隆 君(理髪店用備品製造)

国際ロータリー第2660地区
ガバナー
吉 川  秀 隆  (理髪店用備品製造)

1949年大阪市生まれ。’72年日本大学経済学部卒業。同年東京日産自動車販売(株)入社。’74年タカラベルモント(株)入社。’89年同社代表取締役社長に就任。’99年から同社代表取締役会長兼社長に就任。2006年より在大阪チリ共和国名誉領事を務める。’20年旭日小綬章受章。
当クラブ入会1990年。数多くの委員長歴任後,’98年幹事,2005年理事・青少年奉仕,’13年理事・副会長,’15年会長。米山・財団メジャードナー,PHS。

 ガバナー公式訪問の締めくくりとして,ホームクラブの大阪RCでお話をさせていただきます。公式訪問とは,その年度のRI会長のテーマをはじめ,国際ロータリーの方針をご説明し,ガバナーとして,地区の活動方針を各クラブの皆様方にお伝えするものですが,今年度も残すところあと2週間となり,これまでの私のガバナーとしての活動をご報告させていただく形でお話しいたします。

オンライン会議でスタートを切る

 私のガバナーとしてのスタートは,国際協議会の研修でございました。本来ならば米フロリダ州オーランドで研修を受けるはずでしたが,新型コロナウイルスのパンデミックが発生したため,オンラインでの参加となりました。これまでの国際ロータリーの中で初めてのことで,オンラインでの国際会議になりました。昨年2月初旬の10日間,私は大阪にいながら深夜や早朝に会議に参加し,この数年間経験をしたことのない時差ぼけに悩まされながらも,楽しい思い出となっております。
 皆様方もよくご存じだと思いますが,本年度のシェカール・メータRI会長が発表されたテーマは,「SERVE TO CHANGE LIVES(奉仕しよう みんなの人生を豊かにするために)」です。それを踏まえ,地区の方針を伝える公式訪問が7月中旬より始まりました。本日の大阪RCの訪問を除き,12月の地区大会までに78クラブの訪問を終了させていただいたわけです。
 途中,新型コロナの影響でクラブ例会が休会,もしくはオンラインに限られていた期間もありましたが,各クラブの皆様方の心温まるご対応のお陰で,無事に務めを果たすことができました。何とか私自身の声で皆様方にお伝えしたいと考えて,挨拶ビデオを作成するといったこともやらせていただきました。

大成功だった12月の地区大会

 昨年12月の地区大会が皆様方の創意と万全の準備のお陰をもちましてハイブリッドで開催できましたことは,大変うれしいことでございました。リアルでの参加数が1,000人を超え,リモートでも800人近くの方々にご参加いただきました。大会のテーマは,新型コロナによる閉塞感を打ち破り,未来に向けて再出発を切ろうという思いから,「動くぞ!!オーサカ!」といたしました。
 基調講演では,当時大阪商工会議所の会頭だった会員の尾崎裕様に,「2025年大阪・関西万博―万博で何を・どう変える?」との演題でお話をいただきました。水野明人委員長はじめ実行委員会の皆様方,そしてまた,鳥井信吾会長をはじめホストクラブである大阪RCの皆様方のお力で大成功となったわけでございます。内外からすばらしい地区大会だったとのお声を多数いただきました。
 10日ほど前には米ヒューストンでの国際大会に参加してまいりました。リアル開催は実に3年振りとのことです。39人で開催した2660地区の地区ナイトは,日本全国・34地区ある中で,一番成功した地区ナイトだったのではないかなと思います。在ヒューストンの村林総領事ご夫妻にもご参加いただき,和やかな雰囲気の中ですばらしい会になりました。会場のレストラン会場は,築100年のすばらしい南部風の建物で,50年続いているというレストランの南部料理を楽しんでいただきました。地区ナイトを開催するにあたり,5月の初めに私と早嶋茂代表幹事とで2泊4日の強行軍でヒューストンへ下見に行き,おいしいところを探し,皆様に楽しんでいただけたということもございます。
 また地区ナイトの会場には,当地区の青少年交換留学生として2003~’04年に日本に留学をしていたアントニー・スロドコフスキーさんにもご参加いただきました。この方は,現在はフィナンシャルタイムズの記者で,今回の国際大会で「ロータリー学友会奉仕賞」を受賞されました。この賞は,ロータリープログラムの元参加者の卓越した業績を称え,プログラムの社会的意義を広く伝えることを目的とした賞です。緒方貞子さんもかつて受賞されており,そのことからもこの賞が持つ重みが伝わってくるのではないかと思います。

次の100年に向けて歩み出す

 私の年度は終わるわけですが,いよいよ今年の秋には,この地区にロータリーが誕生して,つまり大阪RCが誕生して100年を迎えることになります。100周年の記念式典当日はガバナーの任期は終えていますが,皆様方と共に100周年のお祝いをしたいと思います。大阪RCはもちろんですが,第2660地区の新たな100年に向けて共に歩み出す所存です。
 3年後の’25年には,大阪・関西万博が開催されます。世界中が大阪に注目する中,大阪RCには,地区のみならず,日本・世界をリードする存在へとさらに飛躍されていくことを大いに期待しています。
 最後になりますが,多くの方に支えられて,何とか今日までガバナーとしての役割を果たすことができました。大阪RCの皆様方のお力なくては,本日を迎えることはできなかったと思います。ガバナーの所属クラブとして範を示すがごとく,地区の牽引力となってくださった鳥井会長,また嘉納幹事はじめ理事役員の皆様方,地区への出向でご活躍くださいました皆様,改めましてすべての皆様方に心より感謝する次第でございます。
 そして代表幹事を務めてくださった早嶋会員,副代表幹事の井戸剛会員,生駒伸夫会員,幹事団の皆様,本当によく支えていただきました。またガバナーの先輩として,立野純三会員には折に触れ多くのアドバイスをいただきました。この場を借りて御礼を申し上げます。ありがとうございました。
(スライドとともに)