ソプラノ独唱 プロフィール 独唱 : 稲森 慈恵 京都教育大学音楽科卒業。京都市立芸術大学大学院修了。1999年イタリア留学中にM. アダーニ女史に師事。2011年フランスに短期留学。饗庭知昭,常森寿子,浜田理恵各氏に師事。 ピアノ : 萩原 吉樹 京都市立芸術大学大学院音楽研究科修士課程修了。ワイオミング州立大学大学院Performer’s Certificate修了。ヒルトンヘッド・アイランド国際ピアノコンクール(米国)でディプロマ賞受賞。何でも屋ピアニストとして,室内楽,歌曲伴奏,音楽講師など幅広く活動中。 |
|
|
舞踊 プロフィール 舞 踊 : 高平亜希子 8歳より山村流愛ふみ派2代目家元山村昇に師事。9歳時,大阪国立文楽劇場にて初舞台。18歳,花柳大日翠に師事。東京芸術大学邦楽科卒業。2015年,善光寺御開帳「祈聲コンサート」に出演。同年,日本舞踊集団「三蕾座」を立ち上げ,座長就任。
後 見 : 高平亜也子 |
ソプラノ独唱 ♪「ラ・ボエーム」より ムゼッタのアリア プッチーニ作曲 ♪「電 話」 薩摩 忠作詩・湯山 昭作曲 ♪「キャンディード」より きらびやかに着飾って R. バーンスタイン作曲 「キャンディード」は18世紀の啓蒙思想家ヴォルテールの冒険小説「キャンディード或いは楽天主義説」を原作として当時の社会の矛盾を風刺した作品である。 余りに奇想天外な物語で解説困難だが,この歌だけについて云えば,これはキャンディードのもとの恋人である男爵令嬢クネコンデの歌である。不運な運命にもてあそばれキャンディードと別れ別れになった末,今はパリで高級娼婦として暮らしている。このアリアは心の底では落ちぶれたわが身を嘆きながらも,表面的には宝石に囲まれ,華やかに着飾った今の生活を皮相に笑い飛ばそうとする歌である。テクニック,内容共に高度の表現力を要求される。 クネコンデは,結局最後はキャンディードと再会し彼と共に新たな人生を歩むことになる。 舞 踊 「操り三番叟」 篠田 瑳助作詩・五世杵屋弥十郎作曲 糸操りの人形が三番叟を踊るというユーモア溢れる舞踊。途中糸が絡まり,切れ,動かなくなった三番叟を後見が糸を繋ぐと魂が宿ったかのように手ぶり足ぶりも面白く舞い続け,天下泰平,国家安穏,五穀豊穣を祈ってめでたく舞い納めとなる。 |