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2013年1月11日(金)第4,422回 例会

ニューイヤーコンサート

演奏者プロフィール
マリンバ演奏 : 松本 真理子

京都市立音大(現芸大)専攻科マリンバ科を首席修了。大阪でのデビューリサイタルの後,全国労音主催のリサイタル,日本フィル・大阪フィル・京響等オーケストラとの共演を20数回重ね,国内外で年間80回を越える演奏活動を展開。1988年,奈良新聞文化賞受賞。
2000年プロ活動30周年記念のCD「自奏伝」をリリース。ソロ活動を中心とする演奏活動の他,自宅にてマリコマリンバスタジオを主宰,多くの優秀な門下生を育てる。近年は,更に活動の幅を広げ,イベントプロデュース等,多彩な才能を発揮。「臨床心理カウンセラー」としての活動や,奈良女子高校の顧問の顔を持つ。日本木琴協会特別会員,関西打楽器協会副理事長。大阪芸術大学演奏学科非常勤講師など多くの役職を務める。

助奏 : アンサンブル“テトラ”

解説 : 会員  蔵 田  裕 行 君

 (蔵田 裕行君)
 今回はこれまでと趣向を変えて,パーカッションアンサンブルをお聞きいただきたいと思います。人間の意思伝達の方法として最初に発明されたのが,まず声によるもの,もう1つは何か物を叩いて音によるものだと思うのです。その方法を原点に持つ打楽器は,ほかの楽器と違ってそれ自体が本能的に人間の血を沸き立たせるという要素を持っています。


♪「道化師のギャロップ」カバレフスキー 作曲

 (以下,松本真理子氏より曲目紹介)
 次の曲はマリンバではよく演奏される独奏曲です。4本ばちで始めて,ばちを持ち替えてちょっと即興的になるジプシーの音楽で,演奏者それぞれの個性が出る曲です。

♪「チャルダッシュ」  モンティ 作曲・松本真理子 編曲

 次はお祝いの気持ちを込めてご祝儀の曲を選びました。長唄から「勧進帳」を厳かな気持ちで―。

♪「勧進帳」  杵屋六翁

 きょうはできるだけマリンバの予告編をやりたいと思っていろんなジャンルから選びました。次の曲ではこのマリンバに3人立ちます。チャップリンの映画で流れるような楽しいジャズっぽい曲を飯田憲司さんが私たち3人のために編曲してくれました。

♪「ラグタイムで行こう」  飯田憲司 編曲

 打楽器は脳の活性化には抜群です。幼稚園のお子さんやご高齢の方たちなどにアプローチして,ボディーパーカッションの曲をつくりました。皆と力を合わせてそろえる部分と,それだけでは個性がなくなるので,ここでは精一杯やりなさい,あなたのこだわりは何や,ほかの人と違うところを(表現する場面を)つくってあげたら伸び伸びとやれる。ひとりずつのパーツとしての個性を活かして,組織としての全体が上がるだろうというのが私のモットーなんです。その曲が「フレンドリー」です。

♪「フレンドリー」  松本真理子 作曲

 (演奏者が5人椅子に座り,足踏みし,手やひざ,胸をたたく)。
 1983年インドネシア,東南アジアに大飢きんがあり,たくさんの人々が命を落としました。その現状を見て三木稔さんが曲を書かれました。前半は鎮魂,後半は魂振(たまふり)。神事だと思います。きょうは私にとっても最初のステージ,気合いを込めて「やるなら精一杯,悔いなきを生きていきたい」,そんな気持ちを込めて演奏します。「マリンバ・スピリチュアル」から,後半の「魂振」の部分を弾きます。

♪「マリンバ・スピリチュアル」 三木 稔 作曲

アンコール

♪「剣の舞」  ハチャトゥリアン作曲