大阪ロータリークラブ

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2008年7月4日(金)第4,214回 例会

新年度を迎えて

錢 高  一 善 君(建設)

新年度会長 錢 高  一 善  (建設)

1944年生まれ。’66年慶應義塾大学経済学部卒業。’67年(株)錢高組入社。’69年同社取締役。常務,副社長を経て’80年取締役社長。
’88年取締役会長兼社長,現在に至る。当クラブ入会’74年。’87年副S.A.A.,’89年幹事,’92年理事・青少年奉仕委員長,’96年理事・ロータリー財団委員長。

 このたび,皆様方のお許しを得まして,会長職を1年間おあずかりすることになりました。初心に返りまして一生懸命努力してまいりたいと思います。

 本日は3つのカテゴリーでお話をしてみたいと思います。「私とロータリーの出会いと思い出」,「ロータリーの沿革と精神」,「私が今年度目指したいこと」の3つです。

私とロータリーの出会いと思い出

 実は,私の父もロータリアンで,そういう縁で私も子どものころからロータリーの家族会などにもよく連れていかれました。

 大学2年のときにはサンフランシスコに行き,そこのロータリーの会員の方々にお世話いただき,ホームステイもしました。

 私自身,バージニア州のウィリアムズバーグというところの学校に行っておりましたが,ウィリアムズバーグRCの例会で「日本の文化」という題名で卓話をさせていただいたこともございます。

 そういったことで,ロータリーとのご縁というのは大変大切なものであり,今回も会長職を仰せつかったということもまたありがたいと思うわけです。

ロータリーの沿革と精神

 ロータリーは1905年2月23日に,シカゴのディアボーン街で弁護士のポール・ハリスさん,鉱山技師のローアさん,石炭商のシールさん,洋服の仕立て屋のショーレーさんの4人が集まって現在の原型がスタートしたと記録されております。

 ポール・ハリスという方は,東部のニューイングランドで青春を迎え,アメリカのプロテスタンティズムの風土,環境の中で育ったたことが現在のロータリーへとつながったのではないかと,私なりに思っています。

 シカゴは悪徳と腐敗の街とそのときすでに言われていたようです。シカゴ以外から来た4人が何かもう少しきちっとしたことをやりたいという思いを持って,ホテルの一室で食事をして,これが後の原型になっていくわけです。職業を持った人々がお互いに情報を交換して,何かプラスになることをしようという気持ちを抱いたのかもしれません。

 先ほど理事会で,テーブルミーティングをメークアップの対象にしましょうと決めさせていただきました。テーブルミーティングというのは,それぞれ職業の違う方々が,例会とは別に出会いを持って情報交換をするということが原点にあります。自分の持っていることを仲間に伝えるということでメークアップの対象になると考えたわけであります。

 当時の最初の定款の第1には「会員の職業上の利益の増進」ということが書いてあります。いろいろな方から情報を聞くことで自分の職業上のプラスになるということです。

 2番目に「親交と社交のクラブに普通付帯する望ましい事柄の増進」― 非常に難しい翻訳ですが,そういうふうに書いてあります。友好を深めましょうということです。友好をベースに,社会奉仕なり国際奉仕へこの組織を活用しようということが原点とこの最初の定款でうたわれております。

 3番目として「シカゴ市の最善の利益を進行し,会員間に市民としての誇りと忠誠を鼓舞すること」ということが加えられました。すなわち,社会奉仕,地域活動とも言いますが,それが広がって国際ロータリーになり国際奉仕とつながっていくことであります。この原点をわれわれは忘れてはならないということを申し上げたいと思います。

 大阪RCは,1922年にできましたが,戦争が始まり1940年に解散させられました。その後戦争が終わり,大阪RCは1949年4月13日に再開できたわけです。

 ロータリーは,友情があって,共感した仲間が,その組織の持つ人的資源とその組織を最大限に生かして社会に貢献することの大切さをお互いに認識し,実践しましょうという場です。

私が今年度目指したいこと

 今年の国際ロータリーの会長は,韓国の李さんという方です。李さんは,今年のテーマを「Make Dreams Real」とされ,日本では「夢を形に」と表現しております。「形になるものも,ならないものも,夢を実現していこう」ということが李さんの考えです。

 5歳未満で日々3万人の子どもたちが病気や貧困などで亡くなっています。飢餓もあります。教育,識字率も低いわけです。先進国でも,交通事故や少年の自殺があります。子どもたちにぜひ光を当ててほしいというのが李さんの考えです。子供たちは未来社会への 贈り物で,われわれ今日恵まれた人々は決して勝ち逃げしてはいけないという考えではないかと思っております。

 大阪RCとしていろんな形の中からお役に立てる部分があるんじゃないか。われわれとしてはお金を出すことも大切ですし,お金を出した後,そのお金がどういうふうに流れたか,監視の目を持つということも,参加の意味ではないかと思います。

 ロータリーの会員であることの,セルフアイデンティティーを大切にしていただきたい。特に友好と奉仕,友好と理念を大事にしたいというのが私の思いです。テーブルミーティングは,ご夫人方もご一緒に参加されてもいいですよ,とお願いしております。

 先般も日野原聖路加病院の院長先生のお話の中から,やはり97歳だから見えてくる,97 歳だから気づかれるということがこの世にあるということを知りました。こうした思いを持ち今年1年,皆様方のご支援をいただきながら努力してまいりますので,ご支援をお願いして,年度始めのご挨拶といたします。ありがとうございました。