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2005年8月5日(金)第4,080回 例会

楽しいお酒

武 谷  真 名 氏

タレント・カラーセラピスト 武 谷  真 名

1967年福岡生まれ。 大阪教育大学教育学部卒業。 大学2回生からモデルのエージェンシーに所属。6年間スチールモデルとして活躍, 大学4回生のときからテレビ出演を始め26歳からタレントとして活躍。 現在兵庫県知事との対談番組・サンテレビ「日曜さわやかトーク」にレギュラー出演中。 また, カラーセラピスト・カラーコーディネイターとしても活躍中。 ワインエキスパート・日本酒『きき酒師』・焼酎アドヴァイザーの資格をもつ大のお酒好き。

 男性経験でも,お酒でもいろいろ失敗してまいりましたけれども,今日は,女性はどうやって飲ませてもらいたいかという話をしていきたいと思います。お酒の経験はかれこれ20年ほどになります。私がどれぐらい飲めるかといいますと,日本酒は20代から飲み始めましたが一升瓶で2本ぐらい,今はワインが大好きで3本ぐらいです。おつき合いくださる方がいらっしゃいましたら,ぜひお呼びいただきたいと思います。

 おいしいお酒っていうのは,日本酒にしても,ワインにしても,それなりのお値段がします。それを若い女の子にぜひ飲ませてあげてほしいんです。いいグラスで,いいワインを,おいしい料理と飲む。この3つが合ったときに,どんな宝石よりも女性にとって記憶に残ると思います。物を贈っても女はすぐ忘れてしまいます。

 じゃ,どうやって飲ませていけばいいか。まず日本酒が好きならば日本酒,ワインが好きならワイン,どれか一本でいいんです,「僕はね,このワインが好きなんだよ」と言い続けるんです。洗脳するんです,その女性を。そうすると,本当にそのワインをおいしく感じるし,そのワイン,イコールあなたなんです。すると,「あのときのあのワインとあのお食事。ああいう言葉をかけられたな」ということが思い出されてきます。

どの料理にも合う日本酒

 若い女の子たちが一番喜ぶのは,食べ比べ,飲み比べです。フランス人はワインと食事がいかに合うかと一生懸命考えてきたんですが,日本酒は,どの料理とどの日本酒が合うんだろうということは考えられてこなかったんです。合い過ぎるので,考える必要がなかったと言われているんです。

 濃いめの赤ワインで食べてみていただきたいのが,イクラ,数の子,ウニ,干物,これ本当にまずいです,びっくりするぐらいまずいです。若い女の子に試したんですけれども,本当に生臭さが口の中に広がって,その後に日本酒を飲ませると,「いやぁ,おいしい,何で?」って言うんです。これで,もうハートはつかみます。それから,グラスマジックというのがあります。本当においしいワイン,豊かでふくよかな香りがするワインは大きなグラスで飲みます。

 日本酒には一時期,音楽を交互に聞かせるというのがはやりました。いい音楽を聞かせると牛のお乳の出がよくなったり,野菜の鮮度が上がったり,おいしくなったりすると言われてるんですが,お酒も,音楽を聞かせたお酒と音楽を聞かせなかったお酒,同じお酒なんですけれども,音楽を聞かせたお酒にだけ出てくる数値が確かにあるそうです。データ的にあるそうなんです。音楽というのは振動なんで,その振動に微生物が共鳴して元気になっておいしいお酒ができるという仕組みらしい。なるほど,日本酒の酵母というのは繊細なんだな。精神的にイライラした杜氏さんがお酒をつくると,いらついたお酒ができるそうです。

感動で感性を豊かに

 日本酒の「鑑評会」というのがあるんですけれども,皆で飲んでこれがいい,これはどうだということになると,データどおりにいかないのが人間の味覚らしいんです。それは感性と言われるものらしいんです。そこで,「わかる感性にはどうしたらなれるんですか?」と聞きましたら,「それは,いろいろなことに感動することなんだよ。例えば映画を見て,お花を見て,おいしい酒を飲んで,感動すると感性が豊かになっておいしいお酒がわかるようになる」って言われました。それがすごく心に残っています。

 例えばお酒なしでは恋は始まらないんです。お酒の手を借りて,いい気分になって,今自分が恋をしようとしている人に感動をする。お酒もおいしい,その男もおいしいと思ったときに恋が芽生えます。だから,私はいろいろなことに感動して,これからもいろいろな恋をしていこうかなと思っています。

情熱の赤ワイン,ピンクは幸福

 最後にカラーの話になりますが,私はタレントの傍らカラーセラピストとして,いろいろな色で人間の心というのがわかってしまうんです。というのは,絵を書く,色を使うというのは,無意識のうちに気持ちがいいように書いていらっしゃるんで,自分では意識しなかったこと,例えば自分では隠しておきたかったこととかが絵にあらわれてきます。赤は人を興奮させる。戦闘意欲を駆り立たせるというのが赤にあるそうなんです。反対に,青には血圧を下げて脈拍を整える鎮静効果があるんで,例えばクレームに対処するときなんかは,赤いネクタイで行ったら無意識に相手の感情を逆立てるので,青で相手を冷静にさせます。

 お酒でも,赤ワインというのは見るからに赤色で,情熱の色なんです。私がカラーを習ったときの本に,「赤は最高の性欲の色です」と書いてあるんです。それぐらい赤というのは実はすごいパワーがあるんだ。ご自分は白ワインを飲みながらでもいいですから,女性には赤ワインを飲ませて口説いていただきたいと思います。青は,冷静,リラックスさせます。青いお酒といえばカクテル,もしくは青いグラス。それから,女の子が一番好きなのはピンク色なんです,最高の幸福の色。ですから,ピンク色を飲ませて幸福にしてあげて,そこから徐々に赤という手もあるかなと思います。