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2003年1月24日(金)第3,962回 例会

ニューイヤーコンサート

演奏者プロフィール
杉村 香奈 (にしむら かな)

1981年ニューヨーク生れ。
'98年全日本学生音楽コンクール高校の部、全国大会優勝。'01年カザフスタン国際コンクール総合優勝。'02年横須賀国際コンクール総合優勝、同年日本音楽コンクール一位。これまでに東京フィルハーモニー交響楽団、チボリ交響楽団等と共演。アルゲリッチ音楽祭、Holland Music Sessions、Ost-West Musikfest、横須賀YBP音楽祭など多数音楽祭に参加し、公開レッスンを受講。これまでにY.ニーマン、E.シュミーダー、I.ギトリス各氏に師事する。現在、清水高師氏に師事。東京藝術大学3学年在学中。杉村 健次郎会員令嬢


田淵 幸三 (たぶち こうぞう)
京都市立音楽短期大学卒業。
大阪芸術大学教授、日本演奏連盟、日本ピアノ教育連盟、神戸音楽家協会、神戸芸術文化会議、各委員。

「序奏とタランテラ」作品43   「チゴイネルワイゼン」作品20

▲演奏する杉村 香奈氏
19世紀のヴァイオリン・ヴィルトゥオーソのひとり。
美しい音色と細かい技巧的演奏で知られ、ヨーロッパ・南北アメリカ・中近東南アフリカ各地に演奏旅行をしている。また、作曲家のラロ、サン=サーンス、ブルッフらが、彼にヴァイオリン協奏曲を捧げている。そして自らの演奏用に、その技巧を駆使した小品を作曲した。ちなみにタランテラとは、6/8拍子の舞曲。4曲目に演奏された「チゴイネルワイゼン」は、彼の代表曲といっても差し支えない、あまりにも有名な曲である。チゴイネルワイゼンとは、ドイツ語で<ジプシーの歌>のこと。

「タイースの瞑想曲」
永らくパリ音楽院の教授を務め、門下から多くの俊英(シャルパンティエ、ショーソン、アーン等)を育てた、フランスのロマンティック歌劇を代表する作曲家。わが国ではなかなか上演されないが、オペラ「マノン」「ヴェルテール」「タイース」等の歌劇の他に、管弦楽曲や歌曲も作曲している。むしろわが国では「タイース」の挿入曲である「タイースの瞑想曲」でマスネーの名が知られているくらいである。

「シンコペーション」  「美しきロスマリン」

▲終了後,香奈氏を囲んで
左から左から江藤幹事、田淵氏、杉村会員、上野会員、小林龍会長
ウィーンとパリ音楽院で学び、ヴァイオリニストとして世界的名声を博した人で、1938年にはフランス、'43年にはアメリカの市民権を得ている。
またサラサーテと同様に自分の演奏会用小品のほかに、オペレッタや室内楽曲も作曲している。