大阪ロータリークラブ

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2025年8月8日(金)第4,973回 例会

いきいきしたクラブをつくろう

江 藤  克 二 君

副会長・クラブ奉仕(戦略計画)委員会
委員長
江 藤  克 二 

1977年甲南大学経営学部卒業,同年松下精工(株)(現パナソニックエコシステムズ(株))入社。2014年(株)尚美堂入社,同年7月同社社長。’15年3月大阪RC入会。’16年副S.A.A.,’19年副幹事,’19年青少年奉仕委員長・理事,’20年幹事,’22年ロータリー情報委員長,’24年ローターアクト委員長等を歴任。

 本年度,副会長兼クラブ奉仕委員長兼戦略計画担当,プラス,会長からは「私のブレーキ役になってほしい」ということも仰せつかりました。本日はクラブ奉仕についてお話をさせていただきます。佐野会長が7月4日(金)の最初の例会で発表された本年度のテーマ「つながりあおう,学びあおう,そして踏み出そう」の実現のために最も重要なのは「毎週の例会とそこでの交流が生き生きしたものになること」と言われました。
 これを受けてクラブ奉仕委員会では,皆さんが毎週例会に来て,今週も来てよかったなと思っていただけるような例会にしたいと考えています。

知り合いを広め,親睦を深める

 ロータリーの目的は定款第5条に書かれています。簡単に言うと「事業を通して社会に奉仕する」ということで,その中に具体的に四つの策が書かれています。
 第1は「知り合いを広めること」。会員を増やして仲良くして親睦を深めなさいと,これが第1に書かれています。第2は「自分の職業を高潔なものにすること」。この意味は難しいのですが,ロータリークラブができた当時のシカゴは非常に殺伐としていて,事業と言っても人と人とのだまし合いのような世の中だったと聞いています。そこでロータリアンは少なくとも自分の仕事だけは堂々としていこうと。英語で「dignify」,日本語に訳すと「高潔なものにする」なので,要は堂々と仕事をして,胸を張って生きていく,それを通して社会に貢献するということだそうです。第3が「奉仕をせよ」,第4が「平和を推進しろ」と,こういうことが書かれています。

五大奉仕の第一が「クラブ奉仕」

 ロータリーの目的では,第1の知り合いを増やすことが一番大事だとなっています。これを受けて,大阪RCの目的が定款第3条に五つ書かれています。①「ロータリーの目的」の達成②五大奉仕の実践③会員増強④財団を支援(寄付)⑤リーダーの育成―となっています。こちらも一番大事なことは「ロータリーの目的」の達成で,それから五大奉仕の実践です。五大奉仕の第1がクラブ奉仕になっています。つまり自分たちが楽しい時間を持って,活動することが大切であり,それなくして社会への奉仕などできないという理解だと私は読み取りました。
 ほかの四つの職業奉仕,社会奉仕,国際奉仕,青少年奉仕はいずれも対外的な奉仕活動ですが,唯一クラブ奉仕だけが,われわれ大阪RC会員のためだけにある奉仕です。皆さんにいかに生き生きとしていただくか,ということに対してわれわれが活動するということで,このクラブ奉仕委員会の下に10の委員会があります。会員増強,会員選考,ロータリー情報,規定,友好,プログラム,唱歌,会報,広報,趣味の会,これだけの委員会がすべて会員のためだけにある委員会です。本日は,今年度特に力を入れている三つの委員会(会員増強,プログラム,友好)の委員長からお話をお願いします。

会員増強委員会 委員長
 井 戸    剛 君(印刷業)
 現状の会員数をご報告させていただきます。昨年度末の大阪RCの会員数は226名でした。10年前が261名でしたので,ここ10年で約35名の減少ということになります。長い間,260名前後を推移していましたが,ここ数年は減少傾向が続いており,特にコロナ禍以降はそのスピードが加速している状況です。このまま会員数の減少が止まらない場合,昨今の諸費用の値上げなどで,クラブの収支が赤字になる可能性が再度出てきています。そうなれば,田所年度(2023年)で値上げをお願いした会費をさらに引き上げざるを得ない状況も考えられます。会員の皆様にとって大変大きな負担となりますので,何としてもこれは避けていきたいと考えています。
 私自身,世間では決して若手とは言えませんが,大阪RCではまだまだ若い方に入ります。ところが最近,40代,50代の比較的若い世代の新入会員が非常に少なくなっています。その結果,限られた若手のメンバーに委員長の役職など,運営面の負担が偏ってきている現状があります。こうした負担を分散してクラブ全体を活性化するためにも,若手の新入会員の増強が急務だと考えています。
 とは言え,誰でもお声掛けをすればいいというわけではありません。2022年に創立100周年を迎えた歴史と伝統のある大阪RCにふさわしい方こそ,入会していただきたいなと考えています。もし,この方ならきっとクラブに良い影響を与えてくれるだろうという方がおられましたら,まずは私,会員増強委員長の井戸,もしくは笠谷幹事に相談していただけたらと思います。ご本人への直接の勧誘はその後で結構です。相談をいただいた後に,会長,幹事,会員選考委員長と協議をして,その結果をフィードバックします。その上で,正式に勧誘を進めていただけたらと思います。会員増強は,会員増強委員会だけで達成できるものではないと考えています。会員,お一人お一人の力添えがあって初めて成果が出てくると考えています。どうか皆様のお知恵とネットワークを貸していただき,共にクラブの未来を築いてまいりたいと思いますので,どうぞよろしくお願いします。

プログラム委員会 委員長
 福 島  忠 敬 君(金物製造)
 本年度の佐野会長の基本方針は,「つながりあおう,学びあおう,そして踏み出そう」です。私たちが個々の活動を通じて共に学び合い,また新たな一歩のきっかけであるための強いメッセージと受け止めています。プログラム委員会もこの方針に基づいて,会員同士のつながりを深める後援,互いに刺激を受け,学び合える情報の共有,そして新しい社会貢献の後押しをできるような情報の提供—などができる委員会運営を進めていきたいと考えています。皆様一人一人のご意見やご協力が何よりの力となります。温かいご支援とご協力をお願いします。今年度が皆様にとって実り多い1年となりますことを心より祈念して,ご挨拶とさせていただきます。

友好(出席)委員会 委員長
 新 居  勇 子 君(航空運輸業)
代読 副委員長
 奥 野  八重子 君(ホテル・旅館・料理店)
 本日は新居友好委員長がご欠席ということで,活動方針を代読させていただきます。佐野会長は活動方針で,このクラブは「自発性に基づいたコミュニティー」だと語っておられます。それを会員の皆様が自然に体現できるよう,行事や諸活動への積極的参加を促し,会員相互の友好親睦を深めるとともに,ご家族も含めた幅広い交流ができるよう,友好委員自らが率先して活動したいと考えています。ただ,その任務にとらわれるのではなく,友好委員自身がそれらの活動を知り,楽しむことで,会員同士のコミュニケーションを図っていくことを理想として活動してまいります。
 友好委員は,テーブルミーティングの開催や例会でクラブ内の交流を図ることを常としています。よって今期からは,例会でたすきを掛けた友好委員が入口でお出迎えするだけではなく,会員の皆様と例会前の控えの間での会話にも積極的に参加させていただきます。そして,ビジターの方々の居場所を作るべく,必ず受付から個別に友好委員に引き継ぎ,他の会員へのご紹介やテーブルへのアテンドを行うなど,自身がされてうれしいおもてなしを行うことで,再訪や他のビジターの誘致に寄与します。また,テーブルミーティングについては,可能であれば2回実施することや,他のテーブルミーティングへの参加も提案させていただきます。
 友好委員会担当の行事には,秋の創立103周年記念家族会,春の家族旅行会,叙勲会員のお祝いと新年懇親会,長寿会員のお祝いがあります。秋の家族会は11月14日(金)の夕刻〜を予定しており,例年通り会員とご家族の楽しい時間を演出できるよう,友好委員会一丸となって企画進行します。大変恐縮ですが,抽選会賞品のご協力,自作品のご出品をお願いいたします。
 春の家族旅行は2026年5月30日(土)〜31日(日)を予定しています。リピーターの参加が多い人気行事となっており,①宿泊ホテルに温泉があり,ゆっくり休める②食事は現地名物を取り入れる③できるだけ歩行が少なく観光できる④お土産を買う時間を確保する⑤奥様(女性)が喜ぶ目線が必要—というコンセプトのもと,現在,行き先と詳細を詰めています。会員の皆様には,例会をはじめ,家族会,家族旅行会,諸行事に多数ご出席,ご参加いただきますよう,よろしくお願い申し上げます。
 友好委員は比較的入会から日の浅いメンバーで構成されています。たすきを掛けたメンバーが話し掛けた際は,どうか周りの方々からもお声掛けの上,一緒に交流を深めていただきますようお願い申し上げて,友好委員会からの活動方針とさせていただきます。