大阪ロータリークラブ

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2024年7月19日(金)第4,930回 例会

ガバナー公式訪問

大 橋  秀 典 氏

国際ロータリー第2660地区
ガバナー
大 橋  秀 典 

1958年生まれ。’80年神戸学院大学経済学部経済学科卒業。片山鉄建(株)を経て’84年サクラテック(株)入社。2002年代表取締役,’22年代表取締役会長,現在に至る。’06年東大阪東RC入会。幹事,副会長,会長を歴任,地区では地区青少年交換委員会委員長を始め,’22 -’23年度地区大阪・関西万博関連事業実行委員などを務める。R財団メジャードナー,ベネファクター。米山功労者マルチプル。(職業分類:金属加工)

 皆様,こんにちは。今年度,ガバナーを務めます東大阪東RCの大橋と申します。貴クラブの2022年11月の「クラブ創立100周年」記念式典には私も参加させていただきましたが,ジェニファー・ジョーンズRI会長の参列は,ものすごく印象に残っております。また大阪RCから立野パストガバナー,吉川パストガバナーをはじめ,早嶋会員,それから北村豪会員,辻輝会員,杉野会員,井戸会員,奥田会員,笠谷会員,古井会員,小原会員,湯木尚会員と,たくさんの方が地区へ出向され,多大なご協力をいただき,感謝しております。

魔法を起こして,ロータリーを元気に

 今年でロータリー入会から18年になります。1月の国際協議会に世界中のガバナーが集まりました。今年のリーダーは,ステファニー.A.アーチックRI会長です。私は大阪・関西万博のアピールのために法被を持っていき,アーチック会長は気軽に羽織ってくださいました。
 今年度のRI会長のテーマは「ロータリーのマジック」です。でも,アーチック会長がおっしゃったように,杖を振って魔法をかけるという意味ではありません。アーチック会長は,私たちが行う奉仕,原資となる寄付,リソースである人を増やすことを「マジック」と呼んでいるのです。
 さて,どうやったら魔法をもっと起こせるのか,ロータリーはもっと元気にできるのか。キーワードは「インパクト,リーチ,エンゲージ,アダプト」というロータリーの行動計画です。「より大きなインパクトをもたらすものになっているか」,「参加者の基盤を広げられているか」,「参加者の積極的な関わりを促すことができるか」,「適応力を高められているか」。少し語尾を変えてみましたが,これらを頭において,「よりクラブが元気になる奉仕ができますよ」,と思えばわかりやすい。

イベントに参加を。優秀な人材の推薦を

 「地区の年次目標」の中で,特に積極的な参加をお願いしたいことをお話しします。
 今年も「ポリオデー」に合わせたイベント「END POLIO NOWフェス(2024年10月20日)」をRACと一緒に開催します。昨年はこれで集めた寄付により,地区内の全RACが寄付達成賞を受けました。そのうち10クラブが地区補助金を申請しました。当地区は申請が活発で,今年は47件。うち7件は特にお願いしていた能登半島地震の復旧・復興関連の支援であることを大変うれしく思っています。今年度のフェスでもTシャツやクリアファイル,トートバッグなどを販売します。また終了後,地区合同の「フレッシュ・ロータリアン研修交流会」として,入会から5年以内の会員の交流会を行います。ぜひ,ご参加をお願いします。
 もう一つのお願いは「平和への貢献」としてグローバル奨学生や平和フェローなどを推薦いただきたいということです。当地区初の平和フェローの井上悦子さんは,ウクライナ戦争が起こったとき,ウクライナIOM(国際移住機関)に駐在中でした。日本中のロータリアンが彼女からウクライナの現状に触れることができました。現在,オーストラリアIOMに勤務されています。山口真理子さんは外務省国際協力局,グローバル奨学生だったバッティー亜夢斗(あむと)君は国連本部の国際平和活動局・情報センターに勤務されており,国際機関で平和に寄与されています。このような優秀で熱意のある人材を送り出せれば,世界の紛争解決に大きな力になります。世界平和フェローは締め切りが年度末,グローバル奨学生は9月,10月が募集期間です。
 米山奨学金も,日本で学ぶ外国人留学生の学びを支えています。財団寄付,米山寄付への理解を深め,ご協力願います。「世界で良いことをしよう」の意味を共有し,全てのクラブ会員が等しく寄付する機運を,ぜひ高めていただきたい。

3年後のありたい姿を描いて進もう

 ロータリー賞は,今年度はクラブ優秀賞と名称が変わりました。「My Rotary」のクラブ目標では,RIが3年間の目標の設定を呼びかけています。3年後にどんなクラブになっていたいか,クラブ全員でしっかり考えてほしい。
 地区内の期首会員数は本年度3,388人。ここ5年で186人減少しています。地区77クラブのうち,会員数が20人以下のクラブは13クラブ,約17%です。11月の地区大会では分科会Ⅱで「クラブの活性化について」考えます。
 クラブの持続可能性を高める一つの方法は将来のリーダーを育てることであり,その意味で,ロータリーのRYLA(ライラ)プログラムは身近な青少年を育てているのではないでしょうか。今年は秋に1回だけRYLAセミナーを開催します(9月14日~16日,ロッジ舞洲)。基調講演は,四宮パストガバナーに「人とつながる喜び」についてお話しいただきます。社会を担う若者の推薦をよろしくお願いいたします。
 (万博は)開会式まで1年を切り,各IM組が取り組んでいる「EXPOフェスタ」やクラブによる拡大例会,エクスカーションなどの協力に感謝いたします。ぜひ盛り上げて,多くのお客さんを大阪に呼び込みたい。来年4月12日(土)の「開幕祭」や「OSAKAええもんマップ」への協力もお願いします。
 また年度末の6月にはカルガリーで国際大会です。「大阪地区ナイト」でお待ちしています。
 「私たちは,世界で,地域社会で,そして自分自身の中で,持続可能な良い変化を生むために,人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています」。ご存じ,ロータリーのビジョン声明であり,将来の方向性です。3年後のありたい姿を描き,それに向かって進み,私たちを,社会を,未来を変えていきましょう。皆でマジックを起こしましょう。ご清聴ありがとうございました。
(スライド・動画とともに)