大阪ロータリークラブ

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2023年8月4日(金)第4,889回 例会

理想を実践するクラブ奉仕

岩 波  清 久 君(機械・装置製造)

副会長・クラブ奉仕(戦略計画)委員会
委員長
岩 波  清 久  (機械・装置製造)

1948年生 武蔵工業大学(現:東京都市大学)卒業。’78年日本ピラー工業(株)入社取締役,’89年代表取締役社長,2020年代表取締役会長,現在に至る。’01年当クラブ入会。副S.A.A. ,米山奨学会,理事・友好(出席),ロータリー情報,理事・ロータリー財団の各委員長他を歴任。米山功労者(M),PHF(M),ベネファクター。

 大阪RCの定款には「クラブの目的」として,(a)「ロータリーの目的」の達成を目指すこと(b)五大奉仕部門に基づいて成果あふれる奉仕プロジェクトを実施すること(c)会員増強を通じてロータリーの発展に寄与すること(d)ロータリー財団を支援すること(e)リーダーを育成することの5つが定められています。
 この中に記載されている「五大奉仕部門」は定款で定めがあり,「本ロータリークラブの活動の哲学的および実際的な規準である」と記述されています。「ロータリーの哲学」は「奉仕の理念」のことを指し,「実際的な」というのは「奉仕活動の実践」のことです。奉仕の理念と奉仕活動の実践の両面から,手本として守るべき規範,規則であるということを説いています。
 五大奉仕部門は,クラブ奉仕・職業奉仕・社会奉仕・国際奉仕・青少年奉仕の5つあり,その中でクラブ奉仕は,本クラブの機能を充実させるために会員が取るべき行動に関わるものとされています。

奉仕活動を支える「根」

 ロータリー活動の概念を理解できるよう可視化した概念図「ロータリーの樹」というものがあります。クラブ奉仕が「根」の部分で,職業奉仕が「幹」の部分に,他の奉仕部門は「枝葉」の部分にあります。根は樹木に水や栄養を与え,命を維持します。クラブ奉仕は「根」ですから,全てのロータリー奉仕活動の礎,土台となって支えるものだということを示しています。
 土台の部分にはほかに,のちに「ロータリーの目的」となる「ロータリーの綱領」と,「四つのテスト」があります。ロータリー活動を行う上での基本です。親睦・助け合いがクラブ奉仕の同線上に示され,「超我の奉仕」「最もよく奉仕をする者,最も多く報いられる」も記載されています。
 ロータリークラブは1905年,シカゴで弁護士のポール・ハリスと友人が,信頼のできる公正な取引と仕事上のつき合いが親友関係にまで発展するような仲間を増やしたいという趣旨で,考えました。ロータリーとは「集会を各自の事務所持ち回りで順番に開く」ことから名づけられました。
 創立時は親睦団体で,やがて奉仕を行うクラブに変わっていきました。’06年,ドナルド・カーターが「奉仕」の考え方を持ち込みました。’11年,ベンジャミン・フランクリン・コリンズが奉仕は「自己犠牲」と提唱。’12年,アーサー・フレデリック・シェルドンが「自己犠牲」は行き過ぎであるとして「超我の奉仕」に修正しました。シェルドンは’21年,「他人に最もよく奉仕する者が,最も多く報いられる」を提唱しました。

成長してきたロータリー

 シェルドンが提唱した「超我の奉仕」はロータリーの奉仕の理念となりました。奉仕の理念は具体的には「他人のことを思いやり,他人のために尽くす」という人道的奉仕活動の理念であると言っています。そして,「最もよく奉仕する者は,最も多く報いられる」がロータリーの行動理念となり,この2つをもって奉仕の理想の確立に至りました。
 奉仕の理念,行動理念と並び称されるのが「四つのテスト」です。常に心に置きながら行動しなければならないこと,といわれています。「真実かどうか」「みんなに公平か」「好意と友情を深めるか」「みんなのためになるかどうか」。四つのテストはロータリーの行動規範となりました。
 時代の流れとともに,ロータリーも「ロータリーの樹」のように成長してきました。ロータリーの目的が奉仕活動の実践を通じた奉仕の理想の確立であるとするならば,それを実践するクラブ奉仕は,「根」の部分にあって,重要な働きをする奉仕部門なのです。
(スライドとともに)

会員増強委員会 委員長
 嘉 納  治郎右衞門 君(酒精・清涼飲料)
 本年度,「会員増強」は最重要テーマだと田所会長から非常に重たい命令を受けております。
 会員数は2015~18年は260人超でしたが,2015年から約7年で約30人が減りました。年によっていろいろありますが,毎年5人程度は会員が減少していっているという状況です。この推移が続けば,5年後くらいには会員数が200人を切るという事態にもなりかねません。
 また,当クラブの平均年齢は約68歳です。30代から55歳ぐらいまでを若手というならば,24人しかいません。
 そうした中,会員増強の目標設定は,例年は30人ですが,今期は40人という高い目標を掲げています。若手中心に会員を増強していきたいのが一つですが,多様な会員を増やすべく活動してまいります。
 皆様からよく,「どんな人を推薦したらいいのか?」「こんな人がいるが推薦していいのかな?」という相談を受けます。会員の資格は,私が聞いていますのは「大阪RCにふさわしい人」ということですが,分かりにくい面もありますので,会員増強の手順を考えてみました。
 まずは私に「こんな人がいるんだけどどうかな」と声をかけてください。その情報をもって,会長,幹事,会員選考委員長等に相談をします。そして,ぜひ推薦をお願いしたいとなり,次のステップとして具体的に勧誘してください。私もいろいろとサポートさせていただきますので,よろしくお願いします。
(スライドとともに)

ロータリー情報委員会 委員長
 生 駒  伸 夫 君(宝石販売)
 ロータリー情報委員会は,入会候補者の職場を訪問し,当クラブの事前説明を行い,入会日には委員会を開催して,オリエンテーションを行います。また,各奉仕部門の委員長と協力してクラブフォーラムを年間5回開催します。
 この2つが主な役割ですが,本来は,会員に対し,ロータリークラブの使命と責務を十分に理解していただく役割を持っています。これを受け,本年は会員の皆様に「MyROTARY」のラーニングセンターの活用をお願いしたいと思います。ロータリーの各カテゴリー,役割に応じてさまざまなコースカタログがありますので,ぜひ一度のぞいてください。
 そのほか,各種情報の収集や提供も担当しますので,声をかけてもらえればお手伝いいたします。

友好(出席)委員会 委員長
 松 本    將 君(金物製造)
 田所会長の方針のもと,諸行事をコロナ禍以前の形に戻したいと思っています。
 2020年のコロナ禍以降に入会された方は全体の27.5%,友好委員会では半分以上になります。したがって,丁寧に説明しながら,十分な理解の上で参加いただけるように準備をしていきます。
 11月17日の「創立101周年記念家族会」は,チャーターメンバーの一人だった小林一三翁の生誕150年,宝塚音楽学校も110周年ということで,元宝塚歌劇団のトップスターを招き,華やかな舞台をお届けします。恒例の大抽選会もあります。年明け以降も「ニューイヤーコンサート・家族デイ」などがあります。4月は「春の家族旅行会」を開催します。
 コロナ禍で制限を余儀なくされたクラブライフですが,分断された関係性を取り戻すべく精一杯努めてまいります。どうぞご期待ください。

プログラム委員会 委員長
 藤 田  晴 哉 君(繊維工業)
 本年度は,田所会長,岩波クラブ奉仕委員長が掲げる「明るく楽しく,そして有意義で魅力あるロータリーを目指して」を実現すべく,例会の卓話でも,会員の皆様への奉仕を第一に考えていきたいと思います。
 具体的には,新たな知識や気づき,出会いなどを提供できるようにしていきます。社会,経済,国際政治,芸能文化,スポーツ関連のほか,ホスピタリティに関する卓話,開幕まで2年を切りました大阪・関西万博の機運醸成のための卓話などを有識者等にお願いしてまいります。知恵を絞って卓話者を招聘し,少しでも奉仕できるよう努力します。皆様から「こんな卓話者がいますよ」とご紹介をいただけるのであれば,ご連絡ください。

趣味の会委員会 委員長
 山 本  章 弘 君(文化)
 一番申し上げたいことは,転勤でどんどん代わっていかれる方も,ぜひこの機会に「趣味の会」に入ってくださいということです。
 ゴルフは,特定のゴルフクラブのメンバーでないと入れないつどいもありますが,「大阪ロータリーゴルフ」は誰でも入れます。毎月開催しているのが「ホロニガ談笑会」で,おいしいビールを飲んで盛り上がるという非常に楽しい会です。「謡曲」も,お稽古後の懇親会でほとんど店で騒いでいるだけという会です。
 食べる会,飲む会といろいろありますので,ぜひ趣味の会に入ってください。

唱歌委員会 委員長
 米 田  哲 二 君(音楽)
 新たな歴史を築く101年目の年として,爽やかで,楽しい唱歌の時間を目指していきたいと思っています。ロータリークラブの理念を歌っている歌を中心に,我々が慣れ親しんでいる名曲,季節感あふれる歌,古今東西の名曲を選曲しております。
 阪神タイガースの「六甲おろし」を私は勝手に大阪RCの名誉ソング,認定ソングと呼んでいますが,優勝時には皆さんで高らかに歌いたいと思います。もちろんオリックス・バファローズが優勝した時には,名曲「SKY」を皆さんで歌いたいと思っております。
 リクエストも大歓迎です。唱歌の時間は,皆さんにとって心から楽しめる時間,刺激のある時間でありたいと思っています。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

広報(雑誌)委員会 委員長
 熊 谷  克 彦 君(広告)
 昨年に引き続きまして広報委員長です。昨年度は「100周年記念式典」の取材対応や,ロータリーの旗を正しいロゴに変更することなどを行いました。今年度は,新たに始まりました100周年事業でロータリーの「公共イメージと認知度の向上」を目指し,それに役立つ広報活動を計画・実行していきたいと考えています。
 また,ロータリー情報のプラットフォームの活用を促進するということで,「MyROTARY」への登録を推進していきたいと思います。今年度中に70%を目指して登録率を上げていきたいので,よろしくお願いしたいと思います。また,第2660地区のホームページや,大阪RCのホームページの一層の利用促進もお願いします。