大阪ロータリークラブ

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2007年6月29日(金)第4,166回 例会

1年間を顧みて

奥 田    務 君(百貨店)

会長 奥 田    務 (百貨店)

1939年生まれ。1964年3月慶応義塾大学法学部卒業,同年(株)大丸入社。 '03年同社取締役会長兼最高経営責任者, 現在に至る。1998年7月当クラブ入会。'01年度国際奉仕委員長・理事,本年度会長。PH準フェロー・米山準功労者。

 思い返しますと昨年7月7日の七夕の日,会長としてこの場でお話をさせていただいてから,ほんとうにアッという間にこの1年が終わって,非常に楽しい1年だったことをまず皆様方に御礼を申し上げたいと思います。

『Lead the Way』

 1年前のこの席で,「大阪RCの会員は,地域を代表する企業や専門家の集まりであり,他のクラブに対してもリーダーシップを発揮できるクラブだと思っておりますので,今年度の国際ロータリー会長のボイドさんが掲げられたテーマである『Lead the Way(率先しよう)』を常に念頭に置いていただき,他のクラブをもリードしていけるよう,積極的に行動していただきたい」と生意気なことを申し上げましたが,私が会長の職を何とか無事終えることができましたのも,会員の皆様方が,この「Lead the Way」というテーマをしっかりと実践していただいたお陰であると実感しております。特に,木村直副会長,樋口信幹事をはじめとする役員・理事の皆様方には,大変なサポートをいただきました。
 まず,9月16日には,北新地の中之島ガーデンブリッジを掃除する「橋洗い」という行事がございました。昨年度は資金協力だけをやらせていただいたのですが,今年度は老川社会奉仕委員長にずいぶん頑張っていただきまして,全員に協力を求められたわけであります。普段は恐らく掃除などしたことがないと思われる方ばかりが,実際にゴムぞうりを履いて,汗水をたらしながらタワシやブラシで橋の石畳を磨いておられるそのご様子を,私はぜひ奥様方にも見ていただきたいなと思いました。洗い終えた後,皆さん爽やかなお顔をされていました。

3つの目標

 私は,本年度の目標に,「会員増強と出席率の向上」「インターシティミーティング IM6組のホストをしっかりと務めること」「親睦を深めること」,この3つを掲げたわけであります。
 会員増強と出席率の向上については,ここ数年どこのロ一タリークラブでも一番の問題になっていると思います。私は,ロータリーが楽しくて,かつ魅力的な集団になれば,出席率も向上するし,会員も増強できるだろうということで,皆さんに,まずロータリーを楽しくしましょうということをお願いしました。西岡S.A.A.をはじめ,副S.A.A.の津江さん,稲畑勝太郎さんのお陰で,非常に楽しい雰囲気の例会ができたのではないかと考えております。
 ただ,1つ苦言を言わせていただきますと,以前から申し上げております途中退席が非常に多かったということでございます。やはり最後の点鐘まで席に着いていただくというのが基本的なルールでございますので,ぜひこの点はご協力いただきますよう,お願いを申し上げたいと思います。
 会員増強についてご報告したいと思います。今年度の新入会員は27名というたくさんの方にお入りいただきました。ただ,残念ながら退会人数が33名ということで,6名の減となりました。私は,何とかプラスにしてバトンタッチをしたいと思ったのですが,こんな残念な結果になりました。
 ご退会の中に,非常に残念ながら4名の方がご逝去されております。10月27日に山口格太郎さん,2月19日に木川田誠さん,5月13日に私ども大丸の下村正太郎さん,そして,大阪RCに51年間在籍されました名誉会員の古田敬三さんが8月5日にお亡くなりになっております。皆さん,大阪RCのために尽くしていただいた方ばかりでございます。改めて,この席でご冥福をお祈りいたしたいと思います。
 次に,出席率でございます。出席ゼロの方が20名近くもいらっしゃり,また2カ月に1回くらいの割合でホームクラブヘの出席率が50%を切ることもあったということで,大変悪く非常に残念でございました。

国内外のRCとの交流

 本年度の大阪RCの一番大きな行事は,12年に1度回ってくるインターシティミーティング,IM6組のホスト役だったと思います。今年度,私はこれを一つの目標に挙げておったわけであります。特に,このIM6組の実行委員長をしていただきました平岡さん,副委員長の更家さん,佐野さんに中心となっていただきまして,「美しい大阪・美しい中之島」をテーマに開催し,一般の方からも大変すばらしい非常に参考になるアイデアをたくさんいただきました。關市長をはじめ,都市文化に造詣の深いアメリカ人のアレックス・カーさんからも非常に貴重なご意見をいただいて,最後に「中之島宣言」で締めくくることができました。
 3つ目の目標は「親睦を深めること」でしたが,この件につきましては幹事の樋口信さんにずいぶん頑張っていただきました。海外のロータリークラブとの親睦ということでは,次年度始めに姉妹クラブ締結25周年を迎えるソウルRCには,樋口信さんにソウルRC最大のイベントでありますチャリティーボール,それからソウルRCの例会にも訪問していただきました。次年度のJong Yul OH会長,Song Hyon JANGガバナーノミニーと今後の打ち合わせをしていただいて,次年度の11月16日の大阪RCの85周年記念家族会には来日していただくということになっています。
 もう1つの姉妹クラブでありますメルボルンRCとは,昨年度に姉妹クラブ締結10周年を迎えております。ことしの4月29日~5月3日に,私,小谷会長エレクト,石川国際奉仕委員長,八木頼夫さん,そして樋口信幹事とご一緒に訪問させていただきまして,メルボルンのヤラリバーのウォーターフロント開発の視察や,お互いの親睦を深めるということとともに,今後10年間の姉妹契約を更新してまいりました。
 また,本年度は,大阪RCの子クラブの記念式典も非常に数多く開催されました。大阪城北RCが30周年,大阪東RC,大阪西RC,東大阪RC,宝塚RCが50周年,奈良RCが55周年,西宮RCが70周年の記念式典を行われ,親クラブとしてお招きを受けました。
 また特に,樋口信さんには,IM6組の会長・幹事会のお世話役も引き受けていただく等,この1年間ほとんどの仕事を処理していただきました。個人的には“名幹事”の称号を差し上げたいぐらいであります。

魅力あるロータリーに

 ロータリーの会長を務めるに当たりまして,会長エレクト研修セミナーというのがあるのでございますが,そのときに,「会長の時間」ではぜひロータリーの話をして欲しいと言われました。こういう機会でもなければなかなかロータリーのことを改めて知るということはできないのではないかと思い勉強させていただきました。
 ロータリーの始まりや,ケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダースの話,大阪RCと私ども大丸との深いつながりなど「ロータリーひと口話」というタイトルで,1回5分程ですが11回,お話しさせていただきました。いろいろ知るにつれ,ロータリーの奥の深さ,大阪RCの歴史の深さに非常に感心させられました。私ども大丸の社是である「先義後利」とロータリアンの奉仕の精神とよく似ているのではないかというお話もさせていただきましたが,改めてそれを非常に強く感じた次第でございます
 いろいろ積み残しの課題も多くございます。私の後をお引き受けいただきます小谷新会長には大変だと思っておりますが,ぜひ,大阪RCをますます魅力のあるクラブにしていただきますようにご健闘をお祈りいたします。この1年間,本当にどうもありがとうございました。

直前会長 江 崎  勝 久 君

感謝の言葉

直前会長 江 崎  勝 久

1941年8月生まれ。'64年神戸大学卒業。'66年江崎グリコ(株)入社。'82年同社代表取締役社長。'76年4月当クラブ入会。'82年度クラブ幹事,'01年度地区大会幹事など数多くのクラブ役職を務める。PHF・米山功労者。

 奥田会長は最初に,「今年度はRIのテーマである『Lead the Way』を踏まえて3つのことに重点的に取り組みたい」と言われました。その結果,この1年,すばらしい成果を上げられたと思います。IM6組は,当地区では抜きん出た成果が上がったと私は思います。  奉仕活動につきましても,各委員会の皆さん方の努力のお陰で,これからのロータリーにふさわしい奉仕活動がなされたと思います。また,テーブルミーティング,家族会,あるいはいろんな会合,趣味の会等を通じて会員の親睦はより深まったと思います。

 奥田会長の業績は,ロータリー100年の歴史を経て102年目になる今年度におきまして,さらに大阪RC84年目の今年度におきまして,まさに歴史に残る業績を残されたものであると思っております。  また,奥田会長のこのすばらしい成果は樋口信幹事あってこそというのは衆目の認めるところでございまして,これまた本当に心から感謝申し上げる次第でございます。

 奥田会長はこの1年間にロータリーインターナショナルの隅々まで深く研究されました。先日の例会では2度目となる大丸さんと大阪RCとの関わり合いをお話しされました。

 大丸さんは露口四郎さんをはじめ,北澤敬二郎さん,井狩彌治郎さん等,ロータリーに対してすばらしい人材を送ってこられました。そのようなDNAを受け継がれた奥田さんが,会長としてすばらしい業績を上げられたことは,至極当然であると言えるのではないかと思います。この1年,本当に奥田会長にはご苦労様でございました。さらに今後のロータリーでのご活躍に,心から会員一同ご期待申し上げる次第でございます。


 奥田会長は最初に,「今年度はRIのテーマである『Lead the Way』を踏まえて3つのことに重点的に取り組みたい」と言われました。その結果,この1年,すばらしい成果を上げられたと思います。IM6組は,当地区では抜きん出た成果が上がったと私は思います。

 奉仕活動につきましても,各委員会の皆さん方の努力のお陰で,これからのロータリーにふさわしい奉仕活動がなされたと思います。また,テーブルミーティング,家族会,あるいはいろんな会合,趣味の会等を通じて会員の親睦はより深まったと思います。

 奥田会長の業績は,ロータリー100年の歴史を経て102年目になる今年度におきまして,さらに大阪RC84年目の今年度におきまして,まさに歴史に残る業績を残されたものであると思っております。

 また,奥田会長のこのすばらしい成果は樋口信幹事あってこそというのは衆目の認めるところでございまして,これまた本当に心から感謝申し上げる次第でございます。

 奥田会長はこの1年間にロータリーインターナショナルの隅々まで深く研究されました。先日の例会では2度目となる大丸さんと大阪RCとの関わり合いをお話しされました。

 大丸さんは露口四郎さんをはじめ,北澤敬二郎さん,井狩彌治郎さん等,ロータリーに対してすばらしい人材を送ってこられました。そのようなDNAを受け継がれた奥田さんが,会長としてすばらしい業績を上げられたことは,至極当然であると言えるのではないかと思います。この1年,本当に奥田会長にはご苦労様でございました。さらに今後のロータリーでのご活躍に,心から会員一同ご期待申し上げる次第でございます。