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2020年7月17日(金)第4,757回 例会

ガバナー公式訪問

簡  仁 一 氏

国際ロータリー第2660地区
ガバナー
簡  仁 一 

1952年生まれ。’76年慶應義塾大学工学部管理工学科卒業。同年日本アジア航空(株)(現 日本航空)入社。’96年より平和商事(株)代表取締役社長。’92年茨木RC入会。’96年幹事,2000年副会長,’03年会長,地区財団奨学金・学友委員長を歴任。’14年地区IM第2組ガバナー補佐。ベネファクター,PHF(M),米山功労者(M)。

 ロータリー活動に取り組む中で,私たちは当たり前のように集まって,語り合ってきました。それが特別なことだとは思いもしませんでした。人と人が切り離されることを余儀なくされる今こそ,ロータリーの原点である親睦に目を向けたい,志を共にする仲間同士の連帯感や思いやる心と心のつながりを大切にしたい,と思っております。困難なときこそ絆は深まります。知恵を出し合い,工夫してロータリー活動を続けていきましょう。

RI 会長テーマとRI の方針

 初めにRI会長テーマとRIの方針について説明します。
 私たちの年度のRI会長はホルガー・クナークさんです。RI会長テーマは「ロータリーは機会の扉を開く」です。RIクナーク会長は「ロータリーとはクラブに入会するというだけではなく,無限の機会への招待です。私たちのあらゆる活動がどこかで誰かのための機会の扉を開いている」と述べました。そして,ロータリーの価値観の大切さを強調されました。ロータリーの「中核的価値観」は親睦・高潔性・多様性・奉仕・リーダーシップの5つで,これからも変わることのないものです。
 2017年7月のRI理事会で「ロータリーのビジョン声明」が採択されました。「私たちは世界で,地域社会で,そして自分自身の中で,持続可能な良い変化を生むために,人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています」です。このビジョン声明はロータリーの新しい行動計画の土台です。ビジョンを達成するために今後5年間の活動を方向づける「4つの優先事項」が定められました。「より大きなインパクトをもたらす」「参加者の基盤を広げる」「参加者の積極的な関わりを促す」「適応力を高める」です。また,ロータリーの活動分野として,平和の推進・水と衛生・母子の健康・教育の支援・地域経済の発展・疾病との闘い,がありましたが,「環境の保全」が加わります。
 以上が,RI会長テーマとRIの方針です。

魅力ある・元気ある・個性あるクラブ

 私たち第2660地区はRIテーマを理解し,地域の特性に合った活動をすることにより具現化します。ロータリーの原点である親睦と職業奉仕を根幹とし,世界及び地域社会でよい変化を生み出します。世界の未来を担う青少年の活動を支援し,若きリーダーの育成に努め,それぞれが「魅力ある・元気ある・個性ある」クラブになることを目指します。
 この地区ビジョンを達成するための「中期5カ年計画」は3項目ありますが,4月に改正された部分を説明します。
 1.クラブのサポートと強化-「会員規模については毎年度少なくとも各クラブでの純増1名を目指します」
 2.人道的奉仕の重点化と増加-「財団補助金の一層の利用促進を目指します」
 3.公共イメージと認知度の向上-「IT化の推進を図りMy ROTARYの登録率を80%,クラブセントラルの活用率90%を目指します」
 この地区ビジョンとRIの方針をもとに,「地区年次目標」を考えました。本年度の年次目標は,会員基盤の強化・ポリオの根絶・青少年の活動を支援・ロータリー財団活動の推進・米山記念奨学会活動の推進・IT化の推進と公共イメージの向上,の6項目です。
 ロータリーは変わってしまったのかという声をよく耳にいたします。私はそうは思っておりません。考え方は従来と同じです。その基本は価値観ではないでしょうか。ロータリーは価値観を共有する人たちの集まりです。ロータリアンには,同じ価値観を持つという信頼感があります。私たちの年度はこれらに「信頼性と寛容性」をつけ加えたいと思っております。今年度はロータリーの基本を再認識する年度にしたいと思っております。
 今,私が2020年~21年度地区ガバナーとしてこの場に立っていられるのは,多くの尊敬できる先輩に出会うことができたこと,多くの信頼できる友人を得ることができたお陰だと感謝しております。私が今までロータリーを続けてこられたのは,一人ではなかなかできない奉仕活動を,ロータリークラブに入会することによってできた,多くの奉仕活動から感動を得ることができたため,だと思っています。このようなすばらしい集まりの会員であること,ロータリアンとしての誇りと自信を持っていただきたいと思います。

「基本に戻って, 未来へ」

 もちろん変化する世の中に対応するためには,多様性・柔軟性・適応性がなければロータリーの未来をつくっていくことはできません。SF映画のように,過去に戻って今を変えることはできません。しかし,未来は私たちの手の中にあると思います。ロータリーの基本を再認識してください。ロータリアンとしての誇りと自信を持ってください。そして一緒にロータリーの未来をつくっていきましょう。
 そこで,2020年~21年度の地区スローガンを「基本に戻って,未来へ」とさせていただきます。スローガンを胸に刻み,一年間活動してまいります。大阪RCのご支援,ご協力をよろしくお願いいたします。
(スライド・映像とともに)


2020~21年度地区大会について (地区大会実行委員長 三好千代子氏)

 2年あまり前から様々なエンターテイナーにお声がけし,思いっきり楽しい地区大会にしようと企画してきました。しかし新型コロナの影響で大幅縮小を強いられました。12月11日(金),12日(土),国際会議場で開く地区大会は基本に戻り,最小限の費用でロータリアンのために実行したいと考えています。
  ウィズコロナ時代,初めての試みとして地区ホームページからYou Tubeによる同時配信をご覧いただきます。ロータリアン全員,会場に来られない方も映像を通し参加いただき,ロータリーの素晴らしさを感じていただきたく存じます。どうぞよろしくお願いします。