早嶋会長と
出演者プロフィール
チェロ演奏 : 北村  陽氏
2004年西宮市生まれ(13歳・中1)。4歳からチェロを始め,大阪国際音楽コンクール,全日本芸術コンクール全国大会などで優勝。佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラに最年少で入団し,東日本大震災の被災地など全国各地で公演,「題名のない音楽会」にも出演。9歳で藤岡幸夫氏指揮,関西フィルと多数共演。’15年東京交響楽団と共演し,サントリーホールデビュー。’16年大阪フィルと共演。10歳で初リサイタル。BSジャパン「エンター・ザ・ミュージック」で横山幸雄氏と共演するなど,今後の活躍が期待されている。楽器は上野昌也会員貸与の1668年製カッシーニ。’17年6月,カザフスタン・アスタナにおける「第10回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」チェロ部門で優勝。

ピアノ伴奏 : 鈴木 華重子氏

西宮高等学校音楽科を経て京都市立芸術大学卒業。その後渡米。国内各地でソロコンサートを開催するなど活躍。現在堀川高校や大阪樟蔭女子大学講師などを務める。

会員(解説) : 藤岡 幸夫君(音楽)


(藤岡会員)「関西出身で素晴らしい少年チェリストがいるのでぜひご紹介したい」とお願いしましたところ,このようなすてきな演奏会を実現していただき,大変うれしく思っております。
 北村君は小学3年生の時に初めて私と関西フィルハーモニーと共演いたしました。私もたくさんの若く素晴らしい才能の持ち主と共演してきましたが,彼は別格。現在,中学1年生です。
 本日のプログラム(演奏会)が決まった後,6月,北村君は初めて海外の国際大会に挑戦しました。チャイコフスキー国際コンクールのジュニア部門は17歳以下の若い才能が世界から集まって競い,ジュニア部門では世界一といわれています。そこで見事優勝いたしました。本当にうれしく思います。きょうは優勝後の最初の演奏会となります。
 私が18年間心血を注いでまいりました関西フィルは大阪府や大阪市から一切援助を受けず,ここにいらっしゃる多くの方に助けられ,15年間何とか黒字を続けています。関西フィルが最も力を入れているのが,地元関西出身の若い才能に大きな舞台を踏んでもらい,育ってもらうこと。北村君は,大人の一流の方たちに混じり,これまで立派にソリストとして演奏してきてくれました。

♪J.S.バッハ:「無伴奏チェロ組曲第6番よりジーク」

まず一曲,無伴奏で演奏してもらいました。非常に難しい曲ですが,喜びにあふれています。北村君はこの曲が大好きで,小学2年生の時からずっと弾いているそうです。
 北村君のお母様はピアノの先生,お父様は新聞社でカメラマンをされています。
 北村君は今どちらの中学校ですか。
(北村さん)今は兵庫県立芦屋国際中等教育学校に通っています。学校には外国の生徒がたくさんいるので,いろいろな文化を知ることができて,楽しく過ごしています。
 (藤岡会員)楽器は去年の2月まで3/4サイズを使っていました。フルサイズに替えようとした時,幸運にも大阪RCメンバーの上野製薬(株)・上野昌也会員から,カッシーニという素晴らしい楽器を借りることができました。(北村さん)ものすごく大きい楽器で,最初は大変だったのですが,毎日弾いていて楽しくなりました。音が鳴りやすく,すごく弾きやすい。自分の出したい音をまだ出せそうな感じがするので,頑張ります。


♪パガニーニ:「ロッシーニの主題による変奏曲」

(藤岡会員)彼が素晴らしいのは,音楽をやっていて幸せだというオーラが伝わってくるところです。将来,高校はどうするのですか。(北村さん)外国に行きたいと思っています。(藤岡会員)さて,次の曲はご存じの方も多いと思います。エルガーはイギリスの作曲家で,愛妻家で知られています。貴族のお嬢さんとの結婚だったため,中卒で楽器屋の息子だったエルガーは猛反対されました。やっと結婚を決め,相手の女性に贈ったのが,この曲です。エルガー32歳,奥さんのアリスは八つ年上の40歳でした。

♪エルガー:「愛のあいさつ」

(藤岡会員)チャイコフスキーの国際コンクールは非常に由緒があり,今回はカザフスタン開催でした。初めての外国はどうでしたか。(北村さん)未来都市のようで,不思議なデザインの建物が多かった。英語が全く通じない国だったので,ものすごく苦労しました。(藤岡会員)今後の予定はどうなっていますか。(北村さん)10月14日に兵庫県立芸術文化センターで,PACオーケストラと演奏します。(藤岡会員)8月14日には私と関西フィルとの音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」(BSジャパン,毎週月曜日夜11時)にも出演します。最後に今後の意気込みを聞かせてください。(北村さん)自分にしかない音を持ったチェリストになりたいと思います。

♪ポッパー:「ハンガリー狂詩曲 作品68」

(藤岡会員)ありがとうございました。もう一度大きな拍手をお願いします。
(会場から盛大な拍手)



 

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