大阪ロータリークラブ

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2009年6月26日(金)第4,260回 例会

1年間を顧みて

錢 高  一 善 君(建設)

会 長 錢 高  一 善  (建設)

1944年生まれ。’66年慶應義塾大学経済学部卒業。’67年(株)錢高組入社。69年同社取締役。’71年同社常務取締役。’78年同社取締役副社長。’80年取締役社長。’88年取締役会長兼社長,現在に至る。当クラブ入会’74年。’87年副S.A.A.,’89年幹事,’92年理事・青少年奉仕委員長,’96年理事・ロータリー財団委員長。

 やっとここまでたどり着いたという思いでございます。この1年間,大阪RCの会長職を全会員の皆様方からお預けいただきましたことを,心から感謝いたします。
 私自身のロータリー歴は,ただ馬齢を重ねるように35年間大阪RCでお世話になりました。人と人の縁をちょうだいできるのもロータリーのご縁かなと思うようになり,他地区の小さなロータリークラブでも好んで訪問させていただき,自分自身の人生とか価値観を変えていったんじゃないかと思います。

すべての方々に心から感謝

 さて1年間を振り返って,事務局の方々にまず感謝を申し上げたいと思うわけです。長安さん,亀田さん,高岡さん,鈴木さんに大変お世話になりました。
 そして失礼かもしれませんが,ざっくりという形で振り返らせていただきますと,石川副会長にはクラブ奉仕をご担当いただき,大変な人生の先輩として私の方向性,指針等にいろんなアドバイスなり力強い味方になっていただきました。会員増強の川島委員長,会員選考の小谷委員長,ロータリー情報の四方委員長には,会員数は当初の256名から4名減少いたしましたが,立派な新入会員を迎えてきたことを大変うれしく思います。規定委員会の小原委員長には,CLP(クラブ・リーダーシップ・プラン)の導入以降のクラブ内委員会の統廃合をご指導いただきました。
 友好委員会は,伊藤委員長が家族会や家族旅行の心からの準備ともてなしを考えていただきましたし,テーブルミーティングには夫人も参加してもいいということとか,ほかのテーブルミーティングにもぜひ出席してもらいたいということで本当の会員の交流,また昼のミーティングでは打ち解けて話ができない人生だとか,職業奉仕も意見を交換するということも伊藤委員長が考えてくれました。
 プログラム委員会の更家委員長は,会員の方々がみずから卓話をしていただくことを奨励されました。社会的にも国際的にも大変立派な会員のいろんな考え方,普段やっていらっしゃることを教わることができたのも大阪RCならではでないかと思います。

物事には基準,原点がある

 唱歌は梶原さんから江藤委員長,会報は,菊地さんから上田委員長,そして広報の中村(仁)委員長にもいろんな面でお世話になりました。唱歌のほうは,蔵田先生にも大変お世話になっております。
 この歌につきましても,ある年齢になられてロータリーに入ってこられて,何故歌を歌わなきゃならないのか,何故手に手をつなぐようなことをするのか,まさに幼稚園か保育園みたいだと思う方もおられるかもしれません。ですが,すべて物事には基準があり,原点があり,そして今の形が出来上がっているということを忘れてはならないと思います。お茶の世界でも,華道の世界でも,すべてそれぞれの流儀の形というものも,何かそこに道理があるわけでございます。ロータリーもスタートしたときからの歴史を勉強し,その考え方,そしてクラブの多少の変化の中でのやり方というのも,先輩が変えることと変えられないことがあったんじゃないかということも勉強させていただいたつもりです。
 広報では,外部の報道関係で「橋洗い」とかいろんなことも取り上げていただき,中村(仁)委員長に感謝いたします。趣味の会では,藤井委員長も精力的に友好というものをお考えいただき,新たに山の会,山遊会を発足していただきました。会員ニーズに沿っていこうという趣味の会の方向性であります。
 職業奉仕(四つのテスト)の林委員長は特に大阪企業家の職業奉仕ということで,ロータリアンの出前授業をより積極的に前進させていただきました。健康を守る会は,堀委員長のもと,堀先生みずから,あるいは生塩先生,下村先生,春次会員にもお話しいただきました。インプラントのリアルな画像を見せていただき,100歳になっても春次先生のところでインプラントを入れていただくと大丈夫,後は川島先生に心臓をお任せしたらいいなということも勉強させていただきました。
 社会奉仕では,立野委員長が継続した「橋洗い」などだけでなく,1982年に当クラブが60周年記念事業としてクスノキを渡辺橋南詰めに植えましたが,今度ロイヤルホテルの向いに移植されたということです。青少年奉仕は辰野委員長がいろいろな活動をされて,姉妹クラブのメルボルンRCとの若者交換プログラムなどで交流を積極的に進めていただきました。インターアクトの松岡委員長も,当クラブの上野(昌)会員が地区の委員長を務められているということもあり,タイへの研修旅行をしていただきました。ローターアクトの岡島委員長は,ローターアクトは本年が創立40周年ということで3月14日の記念式典をはじめ,ローターアクトの方々が韓国を訪問されるサポートをされました。国際奉仕では,バンコクRCとの連携でタイ北部のHuahinの小学校に飲み水設備を寄贈するということで,樋口委員長みずから2度も足を運んで形をつくっていただきました。
 ロータリー財団は能村委員長のもと,会員寄付1人当たり100ドル以上の目標は達成できました。特に能村委員長はフランスからのGSEチームの受け入れを,IM5,6組のホスト委員長として早嶋副委員長や,吉川(邦)次年度地区委員長と積極的に活動していただきました。米山奨学会は,岩波委員長が米山奨学生のマダニ・モハマド君のカウンセラーとして2年間親切に受け入れていただきました。
 S.A.A.は松澤さん,小浦さん,生駒さん,上川さんは途中で東京に転勤されましたが,例会場設営やお食事とか,いろんな面で目配りをしていただきました。特にニコニコ箱へのご寄付は会員の皆さんのご協力をいただき,1,056万4,485円でございました。
 次年度の黒田会長,稲畑(勝太郎)さん。この1年間いろんな勉強をされたと思います。大阪RCの平均年齢66歳です。黒田さんは満59歳ですので,多くの方々が,大阪RCの顔になっていただくことも期待されていると思います。ご活躍をお願いしたいと思っております。幹事の津江さんは広島大学理学部のご出身です。理系の頭で全体を見ていただいて,私は津江さんを頼りながら会長職をやってこれたわけでございます。終生の友人としておつき合いをしていただければと,心からお願いするところでございます。

自分も奉仕されている

 大阪大学の鷲田総長が「待つことの意味」という卓話をされましたが,期待して待つことに問題もあるのだけれども,逆に自分が待たれているんだという気づきも大切ですよということをおっしゃいました。ロータリーの中で奉仕することで,自分もどこかで奉仕されているということに気づくことも大切です。
 リーダーはどの組織におきましても,それは大きかろうが,小さかろうが,企業であろうが,経済団体であろうが,批判と支持を受けます。リーダーは批判と支持の上に立っているわけですから,ロータリーのリーダーになる方も,支持だけにおもねるのでなく,批判を受けて立つことも,組織が立派に生きていくのに必要ではないかなと感じました。
 それからロータリーは,誰かがやってくれている,誰かがやっているというものではないはずです。入った以上はやはりロータリーの一つの考え方にはご協力いただきたいというふうに思っております。
 最後にお礼を申し上げます。小谷直前会長は,私のロータリーのやり方に対して大変寛大な思いで,大所高所から温かい目でご覧いただいていたことで,ロータリーをマイペースで進めることができたと感じます。
 この7月から私は,黒田次年度会長へのお礼の言葉を1年間ゆっくりと考えることができます。今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

直前会長 小 谷  年 司 君 (時計輸入・販売)

感謝の言葉

直前会長 小 谷  年 司 (時計輸入・販売)

卓話者紹介 : 卓話者紹介 : 1937年生まれ。’60京都大学文学部フランス語学科卒業。’61~’62年パリ大学,’62~ ’63年フロレンス大学に留学。栄光時計(株)社長。当クラブ入会’80年。’85年に幹事,’88年S.A.A.,’94年青少年・理事,’02年副会長・理事,等々。

 お礼の言葉を会長・幹事・各執行部の人に申し上げたいと思います。錢高さんは1922年のアメリカの大恐慌以来と言われた時期に会長を引き受けていただき,感謝しなければいけないと思っております。錢高さんは錢高組,幹事の津江さんは今宮神社の宮司,副会長は高名な石川先生,弁護士です。ゼネコンに天の声が加わって弁護士がついたら絶対にうまくいく,こう思った通りにいったと思います。

 日本人の自己認識は,他人からどう見られるか――そんなことしたら恥ずかしいよ,そんなことしたら世間体が悪いというのが中心です。一方,西洋の自己認識は自分との対決です。そういうことを考える自分は正しいのか,正しくないのかということが,恐らく西洋社会を支えているんだろうと思うのです。

 お名前は忘れましたが,大阪RCに入ったときに感銘を受けた卓話がありました。それは,「日本人は他人と会ったときになぜニコッと笑って挨拶をしないのか。原因は1つ。日本人は,相手がどんな人かわからない限りなかなか心が開けない」。ホテルの朝めしで横に座っても,話をする日本人はなかなかありません。日本の偉い人が,相手の地位とか身分がわかったときに,今までの丁寧な態度がいきなり傲慢に変わる。そういうことは西洋人は恥ずかしいと思っている。

 大阪RCは,皆さんが本当のジェントルマンで相手のことを考えて発言される。テーブルミーティングは本当に西洋的で,1人が仕切らない。皆が会話に加わり,楽しく一夜を過ごす。例会ですら来たときは楽しくて,帰りは非常にさわやかに帰れる。錢高さん,津江さんのお2人。執行部の方。本当にありがとうございました。