会 長

早 嶋    茂 君(書籍販売)

1957年生まれ。’81年3月早稲田大学政治経済学部経済学科卒業,(株)旭屋書店代表取締役会長。当クラブ入会’92年8月。IAC・青少年奉仕(理事)・R情報・増強・趣味の会など数々の委員長を務め,2005年,’14年2度のS.A.A,1999年クラブ幹事。米山功労者・PHF。

 3年前,当時の会長の吉川さんから電話をいただきました。「空いてたら食事せえへんか」と。元気な声で「行きます」と。その場で会長の打診をされました。「私には無理」と,思いついた限りの理由を述べましたが,すべて反論を用意してはりました。お世話になってきたんだから,恩返しだと思って引き受けました。大阪RCの会長職は荷の重いものでありますが,楽観的に考え,5年後には大阪RCは100周年を迎えますので,それに向かって,たすきをつなげればよしと割り切ることにしました。
繋がる思いを重視
 まず,会長を仰せつかって改めて感じたことは,大阪RCに対する期待と信頼の強さ,高さであります。
 本年度の方針は「触れ合う,繋がるロータリー」といたしました。行事に参加をいただいて一体感を高めたい,それがねらいでした。
 年度が始まってすぐに子クラブである松RCの創立80周年の記念祝賀会に招かれました。パストガバナーのお一人が,杖をついて私のテーブルにお越しになりました。新大阪ホテルが例会場だったころに,大阪RCにメークアップに行ったことがある。駆け出しの若造だった私から見れば,雲の上の存在のような人たちが「遠いところをよう来てくれた」と温かく迎えてくれた。今でもそのときの感激は忘れないと,わざわざおっしゃるためにお越しになりました。
 これは二つのことを思い起こさせました。一つは繋がっているというのは,他クラブにも繋がっていること。もう一つは,2013年度に私はロータリー情報委員長でしたが,その時の卓話で,クラブの例会場の変遷について話をしておきながら,新大阪ホテル時代のことをどう取り扱うかということは,頭にありませんでした。今年度は新しい委員会として「100周年記念事業準備委員会」を立ち上げました。記念誌編さんが予定されていますが,新大阪ホテルが例会場であったことも触れることになろうかと思います。現在の会員で,新大阪ホテルが例会場であった時代に会員としてご在籍,かつ,お話が伺えるのは絹川さんお一人。慌てて吉川委員長に連絡を取り,お話を聞かせていただく場を持ちました。
多彩な事業で成果
 もう一つ今年にできた委員会は「IM6組実行委員会」です。11年振りにIM6組・ロータリーデーのホストを当クラブが務めました。「大阪の文化は今・・・・」というテーマで開催し,山本雅実行委員長にパネルディスカッションのモデレーター,当クラブからは黒田章元会長,宮原直前会長,薩摩S.A.Aにもパネリストとして参加いただき,活発な議論が交わされました。「前回の大阪RCがホストをしたIM6組も素晴らしかった,今回も素晴らしい。さすがですね」との言葉を他クラブの方から頂戴しました。今後,パネルディスカッションで取りまとめたことを,大阪RCとして何をするのかということが,引き継がなければならないテーマとして残っております。
 次に,みおつくし奨学金です。今年度で新規の奨学生は最後で,今後は卒業していくのみとなります。卒業生への修了式と新規の奨学生への授与式を兼ね,宮古東RCを訪問いたしました。「東日本大震災で被災した際に多くのクラブから支援をいただいた。しかし,10年間という長きにわたっての支援は大阪RCだけ」というお言葉をいただきました。来たる2022年の記念祝賀会には過去の奨学生全員の招待を予定しておりますが,どのように接点を持ち続けるかが課題となっていきます。
 本年度は,当クラブが提唱クラブになっている相愛インターアクトクラブが,インターアクト地区年次大会のホストを務めました。11月に地区の年次大会,6月に新入生歓迎会を催していただきました。錢高丈青少年奉仕委員長,山田惣インターアクト委員長,また地区のインターアクト委員長ですが,小浦会員にも尽力をいただきました。社会奉仕委員会の事業は完成80年ということで御堂筋を清掃しました。会員,ご家族,会員企業の社員の方々,大阪ローターアクトクラブ,相愛インターアクトクラブのメンバーも含め,100名超の方の参加がありました。出口社会奉仕委員長は中心となってご活躍いただきましたが,日本銀行の衛藤会員(当時)にもご協力をいただきました。
家族会も大盛り上がり
 平澤友好委員長には,秋の家族会と春の家族旅行会で大活躍していただきました。秋の家族会では,5歳から90歳まで200名を超える方々の参加があり,90歳は羽間会員だったのですが,家族会当日が誕生日で,華を添えていただきました。春の家族旅行会では出雲大社・玉造温泉・松江・大山に参りました。帰りのバスで3億円の宝くじをめぐるビンゴゲームを行いました。あれほど盛り上がるとは思っておりませんでした。申し出はありませんので,3億円を射止めた方はおられないのだろうと理解をしております。
 今年は,クラブと地区の距離を縮めたいということで,地区出向者の方にもクラブ協議会に出席をしていただくことに変えました。また,比較的若い方々に地区に出向していただきました。それは地区での経験を大阪RCに還元をしてほしいという意図であります。同じ意図で,会員増強に臨みました。大阪RCは2022年に100周年を迎えますが,その後の100年を考えると,若い人の増強が必須であると考えました。しかし残念ながら力及ばず,会員は純減となってしまいました。申しわけなく思っております。
 もう一つ,今年新たに始めたことは「和慶会」の再編。和慶会は年齢制限をつけておりましたが,昭和30年代,40年代,50年代それぞれの生まれという区分の分け方に変えました。横串で刺して活発な活動を行い,一体感を高めることができれば何よりだと考えています。
例会での運営方針と感謝
 日々の例会では,食事をゆっくりと召し上がっていただいて,歓談の時間を取っていただくために,開会の点鐘はできるだけ遅く,かつ卓話者には卓話の時間を30分差し上げようということで,12時55分にはプログラム委員にマイクを渡そうという進行方針で臨みました。「会長の話」は会長と幹事の職業分類がそれぞれ書籍販売,印刷業でありますから,本・出版・印刷にちなんだ話をすることにいたしました。最初が,印刷された年代が確認できる世界最古の印刷物である「百万塔陀羅尼」,最後は先週の「銭形平次・野村胡堂」です。プログラム委員に,マイクを渡す調整に「会長の話」の時間を使うことにいたしましたが,時間調整をしながら話をするというのは,簡単ではありません。原稿のあっちを削り,こっちを飛ばしてということをしながら話をしておりました。
 会長の特権があるとすれば,毎月の第一例会にあります。第一例会では日章旗に向かって「君が代」を斉唱いたします。米田唱歌委員長の朗々たる歌声が私の頭の上を通っていきます。最初は「俺,こんなに歌がうまかったかなぁ」と錯覚に陥りました。しかし,すぐに錯覚だとわかりました。
 最後に事務局の皆様にはいろいろとお助けをいただきました。ほかのロータリークラブに行きますと,大阪RCのライブラリーは充実している,大変すばらしいと。それだけでも事務局の力量がわかるというものであります。感謝の言葉しかありません。お礼を言わなければいけないのは井戸幹事です。関西学院大学のアメリカンフットボール部出身で,フットワークは抜群で走り回ってくれました。
 心もとない会長ではございましたが,来年の森下俊会長は立派な方ですので,安心して引き継ぎができるということが唯一の救いであります。今年同様,絶大なご支援をお願いしたいと存じます。

感謝の言葉

直前副会長 
 杉  英 一 君(研究・教育)

卓話者紹介:1945年生まれ。’68年大阪大学理学部卒業,東京大学大学院修士,メリーランド大学院Ph.D.。その後,オハイオ州立大学,テキサス大学,オレゴン大学研究員。’80年大阪大学助手,’89年同教授。2007年理事・副学長。’11年退職。大阪大学名誉教授。当クラブ入会’08年1月。’12年副S.A.A,’14年青少年奉仕委員長・理事。’17年副会長・理事。米山功労者・PHF。

 早嶋会長と執行部の方,「早嶋丸」が昨年7月に出航され,本日,無事帰ってこられたということで,お祝いを申し上げるとともに,心から感謝いたしたいと思います。
 早嶋会長の今年度のテーマは「触れ合う,繋がるロータリー」でございました。このことは,先人から受け継いだものをどのように将来に引き継いでいくかということを真剣に考えられたところと思います。これは,2022年に100周年を迎えます当ロータリークラブの先をにらんでのことだというのは,先ほどのお話の通りでございます。
 最年少が40歳,最年長の方は実は92歳,会員の方はバラエティーに富んでおり,同時に,職業的にも会社経営,文化,医療,教育・研究など様々な方がおられ,自由に,平等な立場で話ができている。すばらしいことだと思います。
 早嶋会長は35歳で入会され,会長になられたのが60歳と聞いておりますが,その間,真剣にロータリー活動に取り組んでこられたということで,本年度明確な目的を持って活動されたということが,非常に納得いくことだと思います。また「会長の話」にも出版・書籍と本に関わるお話をいただきましたが,わかりやすく,興味深くお聞きしました。
 早嶋会長,井戸幹事は皆出席というこれは多分例年にない大変な偉業で,心より拍手したい。これからもロータリーのためにお尽くしいただきたいと思っております。



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